講師:Francesco Amato 先生、佐分利清信 先生、船登彰芳 先生、本間輝章 先生、牧草一人 先生
国内外のトップランナーの先生方をお招きし、プロフェッショナルによるインプラント治療の最前線に関して、
ZimVie社の最新テクノロジーを交えてご講演いただきます。この機会に是非ご参加いただけますようお願い申し上げます。
受講料
無料(事前申込制)
講師・講演内容のご紹介(50音順)
New Concepts in Implant Dentistry
Francesco Amato M.D., D.D.S., Ph.D.
本講演では、新しいアイデア・治療指針・臨床テクニックを通じて、難症例においても最適な審美的成果を達成するための方法について、次のトピックを通じて詳述する。『抜歯即時インプラント埋入後に、完全な歯周組織温存を目指して設計した新しい即時プロビジョナルに関し』、『インターディシプリナリーアプローチ』、『インプラント埋入部位の組織造成を目的とした矯正的挺出の生物学的な基礎と臨床応用の考察』、『審美領域におけるショートインプラントの応用』、『埋伏歯とインプラント埋入』、『小児における矯正治療と歯牙移植』。科学的データに基づくエビデンスと臨床経験を併せ、高い予知性を持つ効果的なテクニックをお伝えし、開業医が直面し得る困難な症例であっても、理想的な審美的成果を得るためのノウハウをご参加の先生方と共有していきたい。
包括歯科治療の視点からみたT3 PROインプラントの考察
‐インプラント治療におけるデントフェイシャル分析の重要性‐
佐分利清信 先生(さぶり歯科)
日常臨床において、インプラント治療が要求される患者は単に欠損歯列であるだけでなく、欠損部顎堤吸収や残存歯の歯周病、不正咬合、骨格異常や顎関節症など、複雑で治療困難な問題を同時に抱える症例も多く存在する。
今回、咬合再構成の観点からデントフェイシャル分析をどのように応用し、顎顔面を構成する基本要素、即ち、歯牙・歯周組織・歯槽骨・骨格・顔面軟組織の審美・顎関節などを包括的に診断したうえで、いかにインプラント治療を行うかについて発表し皆様のご批判を仰ぎたい。
T3® PROの特徴とPlatform Switchingの考察
船登彰芳 先生(なぎさ歯科クリニック)
本年よりT3®PROが日本で導入された。従来のT3®はボディー形状がストレート形状からテーパードに移行していくため、骨と全体的に嵌合して初期固定を得るインプラントであり、トルク値が大きく出る傾向にあった。それに比較してT3®PROは、完全なテーパードインプラントでありスレッドが大きく変更されている。そのためスレッドでの初期固定を得るインプラントとなっており、ストレスなく埋入できるインプラントである。
本講演では、演者なりのT3®PROの評価を述べるとともに、筆者がデザインしたセミカスタムメードのアバットメント症例も併せて供覧する予定である。
New Encode® Emergenceを用いたデジタル補綴治療
本間輝章 先生(新松戸総合歯科診療所)
業界に先駆けてインプラント治療にデジタル・デンティストリーの概念をもたらしたEncodeの発売開始から約20年。
今年2023年、ZimVieからより使いやすく機能的となった新しい“Encode®Emergence”が発売された。
デジタル時代に必須となるスキャンボディとしての機能をヒーリングアバットメントに付与し、さらに良好なインプラント治療予後を期待できるこの新製品について、シンプルなケースからアドバンスなケースまで、臨床例をもとにその特徴や注意点を供覧したい。
T3®とT3® PROは何が違い、何が違わないのか
牧草一人 先生(牧草歯科医院)
今回、ZimVie社から新しいインプラント体としてT3®PROが発売された。インプラント体そのものに関わる3つの重要な要素は、1.表面性状、2.ボディデザイン、3.コネクションシステムである。これらの中で、今回T3®PROへ加えられた最大の変更点は2.ボディデザインである。ボディデザインとはマクロジオメトリーとも表現されるインプラント体の外型であり、インプラント埋入外科プロトコルに影響する重要な要素である。インプラント埋入時において、ボディデザインと外科プロトコルのマッチングにより良好な初期固定が得られることは周知のことである。
そこで本講演ではこのボディデザインに着目し、T3®と比較したT3®PROの臨床的優位性について解説してみたいと考える。