インプラント治療における口腔内スキャナーの応用と補綴のデジタルワークフロー
講師:本間輝章 先生
歯科インプラント治療において、インプラントレベルの印象法は、ブローネマルク・プロトコル以来普遍的に用いられている方法です。この従来法は、インプラントプラットフォームより幾度と部品の着脱を要するため、インプラント周囲の硬・軟組織の吸収を引き起こしうる上に、石膏模型や印象材により生じる誤差の可能性も懸念されるため、患者・術者への負担が大きくなります。そこで、口腔内スキャナー(IOS)による光学印象、デジタルでインプラントの埋入位置が読込可能なヒーリングアバットメント、CAD/CAM、3-Dプリンタといったデジタル技術を応用することで、従来法の問題点を最小限に抑え、部品の着脱も1回にとどめることで周囲組織の温存にも寄与し、患者・術者双方の負担が軽減できるのではないかと期待されます。
このウェブキャストでは、インプラント埋入から補綴に至るプロセスの中で、チェアタイムの短縮と補綴精度の向上、ひいてはインプラント治療の良好な予後に寄与しうる、iTero口腔内スキャナーと、BellaTek® Encode® ヒーリングアバットメントを応用した最新デジタル技術による革新的なソリューションについて解説いたします。
本セミナーは終了致しました。たくさんのご参加ありがとうございました。
セミナー概要
【対象】
・正確かつ効率的な補綴を目指す先生方
・これからのインプラント治療の質をより高めたい先生方
【コース内容】
・デジタル印象の概要と原理原則
・通常インプレッション工程とデジタル・インプレッション工程
・iTero 口腔内スキャナー
・Encode® インプレッションシステム
【日時】
2022年4月17日(日) 10:00~12:00
【会場】
オンライン(お手持ちのPC、タブレット端末等で受講いただけます)
【受講料】
無料(事前登録制)
申込締切
2022年4月15日(金)17:00 ※参加には事前申込みが必要となります。
講師のご紹介
本間輝章 先生
千葉県開業
・2004年に日本歯科大学卒業、臨床研修医を経て(医)本間歯科勤務、1年半の臨床の後、米国ニューヨーク大学に留学。
・米国ニューヨーク大学総合診療科を卒業、その後インプラントペリオ科に進み、デニス ターナーに師事。
・2010年に帰国し再び(医)本間歯科のグループ診療所にて診療にあたる傍ら、国際学会発表、通訳、翻訳業務を行っている。